「きさらづ界隈ツアー」をはじめます
もしかすると、いまが見納めになるかもしれない。そんな界隈の景観を記憶に留めてみませんか。いつまでもあると思うなレトロ建築と町並みである。
想像力をたくましくすれば、そこには、ほのかに漂う海の香りと甘い匂いが感じられるかもしれません。かつての賑わいは遠い日の花火となりましたが、けっして忘れられた訳ではありません。時の記憶を刻んだレトロ建築と界隈に、まだそれは遺されています。
名所旧蹟ではなく、忘れられた建物や界隈に畏敬の念をもって訪れます。だれも振り返らずとも、そこにはまぎれもなく歴史の痕跡が残されているからです。
静かに近寄る地上げの足音も、昨今ではミニバブルを背景に勢いを増しているようです。近いうちにマンション建設の地ひびきが日常の光景となるかもしれません。経済合理性からいえば、それが自明の理ともいえますが…。
いまそこにあるレトロ建築が、消えるのはあっという間です。失われたあとにその価値に気がついても、すでに時は遅しであります。
繰り返しますが、もしかすると、いまが見納めになるかもしれません。
きさらづ界隈ツアーの概要
きさらづの賑わいの中心だった界隈が、いまどうなっているかを探訪していきます。賑わいが消えた中心街(失礼ながら事実である)はなぜそうなったか、その歴史的背景をアテンダント(案内人)が解説しながら、きさらづの界隈を散策し、同時に撮影(ご自由に)などをしていきます。
<目的>
歴史を継承する古い建物や町並みへの興味、関心を高めること、そしてレトロ建築を未来につなぐという機運に結びつけてゆくこと、また界隈の活性化にもつないでいきます。さらにいえば、現存するレトロ建築存続の支援、営業の販売促進の一助となれば、と考えています。
「きさらづ界隈ツアー」
レトロ建築と界隈、路地裏をご案内いたします。
参加無料、どなたでも参加できます。(申し込み制、お一人でも実施します)
具体的な申し込み方法は、近日中に当該サイトでご案内いたします。
開催日時:第一回は、10月中に実施したいと考えています。
よろしくお願いいたします。
冒頭写真:吉村商店(菓子卸業)
撮影:cragycloud
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