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お知らせ|5月25日(土)Rの会セミナー「浜田屋再生を考える会/きさらづのレトロ建築」を開催いたします

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きさらづの歴史遺産「浜田屋」の命運は、市民に懸かっているか

Rの会セミナー
「浜田屋再生を考える会/きさらづのレトロ建築」を開催いたします。

日時:令和元年5月25日(土)午後7時-9時
場所=きさらづみらいラボ(木更津市民活動支援センター)第2会議室

木更津駅西口徒歩1分 TEL:0438-53-7070

<内容>
1)「きさらづのレトロ建築」スライドと解説(約50分)
きさらづに現存する歴史ある建物をスライドで紹介していきます。
なお、時間の都合で短縮する場合があります。

2)「浜田屋再生を考える会」趣旨説明と意見交換(約60分)
再生事業が中断したままである歴史ある建物「浜田屋」について考える、再生事業の再開を望み、提言する会を立ち上げました。その趣旨を説明いたします。

参加費は無料、自由参加であります。お気軽にご来場ください。よろしくお願いいたします。

日本に歴史ある街並みが、少ないのはなぜか

欧州では、歴史的建物が継承されて、普通に街並みを形成しています。一方、日本では、神社仏閣、城(これはそうでもないか)などは多く残されているが、歴史を街並みとして継承している例は、ほとんどない。

その理由はどこにあるか。一般的に有識者などは、「木造と石造りの違い」と決めつけるが、先頃焼失したフランスのノートルダム寺院は多くの部分が木造であった。他にも欧州では、木造の歴史的建物が当たり前のように残されている。

伊勢神宮では20年おきに建物を建て替えるが、これを事例に、スクラップ&ビルドが、日本の伝統だ、文化だ、という有識者たちもいます。

そういう人たちは、日本人は建物に永続性を志向していないから、と主張しているが、それは間違った例えをしているからだ。伊勢神宮は、信仰を対象にした特殊な例であり、日本全国でそれが慣例となっていたわけではない。

それが証拠に、蔵造りの建物は、永続性を志向して建てられています。

昔の写真を見ると、明治期から昭和初期の日本の街並みは、美しかったと感じます。日本が、街並みの美しさを忘れて、スクラップ&ビルドに夢中になったのは、戦後からのようです。焼け跡になったので仕方がなかった面もありますが。

東京は一見すると華やかですが、一方でゴーストタウン化も激しくおきています。一時期注目された天王洲アイルなど、もはや誰も振り向きもしていない。膨大な予算を投じた都市計画が成功していない証でしょう。

日本で歴史ある建物、街並みが破壊されてきた理由は、経済合理性を追い求めたからだと思われます。スクラップ&ビルドすると一時的に、GDP(国内総生産)は底上げされます。いまの中国がいい例です。

日本も高度経済成長期以来、スクラップ&ビルドを繰り返してきましたが、現在好景気は訪れていません。(好景気と言われますが、違うでしょ)一方、インフラ投資はもっとすべきではないか、と個人的には考えます。

そろそろ、なんとかの一つ覚えから脱却してもいいはずです。

歴史を継承する、いわばストック化社会の時代がきてもいい頃と思いますが、そして「美しいまちなみ」を、「歴史ある建物」を少しでも未来に遺しましょうよ。

Rの会
参考文献:「都市の記憶を失う前に」後藤治/著

おまけ/お富のテーマ


Rの会で企画・制作してみました。オリジナルですからジャスラックも関係なく使用できます。イベントなどで使用したい場合、ご連絡いただければ楽曲データを提供いたします。他にも楽曲あります。

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