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エンゼル通信|Vol.25 ストリートライブの登録制とルールについて

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あいみょんは、ストリートのミューズだった頃がある

あいみょんは、ストリートアーティストだった
あいみょんさん(以下敬称略)といえば、いまや誰もが知る音楽界の大スターである。しかし、ほんの数年前に東京に上京するまでは、大阪でストリートライブをしていた。それを当方は最近まで知りませんでした。

また、上京後は、渋谷でおなじくストリートライブをしている。この渋谷のストリートライブは大変だったと後のインタビューで語っています。ほとんど観客もなく、目の前でキスするカップルなどもいたそうです。

しかし、ストリートの頃のあいみょんの動画を見ると、すでになにかが違うぞ。すでに光り輝くものが見えるようです。気のせいかもしれないが、その後スターになったのも必然といえるだろう、と思わざるを得ません。

自称音楽通の人は、また事務所が仕掛けたのどうのこうのと横槍をいれるだろうが、事務所が仕掛けようが、どーしようが、あいみょんの場合は、輝きが違うのは素人でも一目瞭然である。ちがうでしょうか。(個人の感想ですが)

東京では、渋谷や新宿などでストリートライブが行われています。とくに新宿駅南口の新宿バスタ近くが有名なようです。(動画も数多くアップされている)なお、許可を取得してるかは、残念ながら知る由もありません。

とにかく、東京(地方でも)のどこかで今日も明日のあいみょんを目指して、ストリートから歌声を届けているアーティストがいます。彼女(彼ら)たちの誠心誠意な努力が実ることを願うばかりです、未来に幸あれと。

ストリートライブの登録制とルールについて

認可されたストリートライブが増えている
ストリートライブといえば、以前は無許可が当たり前でしたが、最近は行政や特定の団体が許可を取得し、登録制でストリートライブができる場所が増えています。

何をかくそう、当会エンゼルアーティストも道路占有および使用許可を取得し、登録制でストリートをアーティストに開放しています。

無許可の場合、そこにルールはないに等しいですが、許可を取得した場合は、一定のルールが設けられます。行政および警察の許可を取得する際に、その場所でできる範囲が定められます。代表的な事項は以下のとおりです。

・大音量は禁止です。(おおむね音量規制があります)
・物品販売はできません。(物品販売の許可は、別に取得する必要があります)
・歩道上の点字ブロックを塞いでの使用はできません。
・歩道上では通行用に一定の幅を開ける必要があります。(使用面積の設定)
・使用できる楽器の範囲がある。などなど…。

街中のストリートでの大音量はいうまでもなく、大迷惑となります。音楽は、人を癒し、また楽しませることができますが、音量がネックで人の迷惑となれば、本末転倒となります。ほどほどに、気持ちの良い音量にする必要があります。

当会エンゼルアーティスト(以下当会に略)では、85デシベル以下(アンプから10m)の音量規制をしています。ちなみに、当会はお祭りと同等の扱いであり、行政の条例から除外されており、自主的な規制となります。

CDやグッズを、路上で販売することはまず無理です。許可を取るのが大変手間がかかります。お祭りのように公共性が認められなければ、普通は許可されません。

歩道上では、使用面積が定められます。当会では、幅10m×奥行4mが使用面積となっています。また点字ブロックを跨いでの使用は禁止されています。

使用できる楽器も規制対象となります。これは音量規制を踏まえて決められます。エンゼルアーティストでは、エレキギターが禁止となっています。なおアコースティックであれば、アンプ使用も可能です。

最近は、認可されたストリートライブが増える傾向にあり、それぞれの場所でルールの中身が違っています。なお、現状では当会のルールが他の場所と比較し、かなりアーティストよりである、と自負しております。

追記:
・2023年1月より、「きぬ太像前」での物販の許可取得が可能となりました。(駅西口前は不可)


きさらづエンゼルアーティストの音量の自主規制

認可されたストリートライブを紹介します

最近増えつつある認可されたストリートライブの名称と地域を以下にご案内いたします。なお、関東地区に絞っています。全国的にはより多くの認可されたストリートライブが行われていると思われます。

ヘブンアーティスト 東京都

東京都が2002年から開始した公共空間をアーティストに開放する文化振興事業です。東京都が管理する54施設・72か所でライブができる。2020年2月現在、パフォーマンス部門363組、音楽部門98組が登録している。

<登録条件>
年間登録料:無料
審査:年一回

アートマーケッツ 東京都三鷹市・井の頭公園

東京都三鷹市にある井の頭公園では、2007年から「アートマーケッツ」という制度を開始した。アートマーケッツは、路上ライブなどを含むストリートパフォーマンスや物販などを登録制で行うことができる。

<登録条件>
年間登録料:12,000円
審査:年一回
物販:可能

かしわストリートミュージシャン 千葉県柏市

千葉県柏市では、登録制で駅前ダブルデッキで公認のストリートライブを自由に行うことが出来ます。ストリートライブでは、とても有名な場所である。

<登録条件>
年間登録料:1,100円
審査:あり
物販:不可
アンプ等:使用不可

すみだライブストリート 東京都墨田区

登録すれば墨田区内での路上ライブが認められ、物販がおこなえるケースもあるようです。ただし、月々200円少々の個人登録料が発生するようです。

<登録条件>
年間登録料:2,592円(バンドでも個人登録が必要)
審査:不明
物販:不明
アンプ等:不明

池袋ハレスタストリート 東京都豊島区

ハレザ(Hareza)池袋のB棟でサブカルチャー、アニメ関連のイベントを多く開催する池袋ハレスタ。そのハレスタをストリートミュージシャンに解放しようという試みが、「ハレスタストリート」としてスタートしました。

<登録条件>
年間登録料:なし
審査:オリジナル曲のみ(カバー不可)
物販:不可
アンプ等:使用できる

ウラワザストリート 埼玉県浦和市

埼玉県浦和駅東口PARCO前市民広場にて、月1〜2回公認のストリートイベントを開催しています。

<登録条件>
参加費:一回あたり参加費500円(1人)
審査:不明
物販:不可
アンプ等:使用できる
特記事項:オケのみのパフォーマンスは不可

船橋市公認ライブ「まちかど音楽ステージ」 千葉県船橋市

まちかど音楽ステージは「演奏活動を行う者の健全な活動の誘導を図り、音楽文化の向上と地域の活性化に寄与する」ことを目的として、船橋市教育委員会が設置し、ふなばし音楽フェスティバル実行委員会が実施する路上ライブステージです。

<登録条件>
年間登録料:不明
審査:不明
物販:不可
アンプ等:最小限のポータブルのみ使用できる

きさらづエンゼルアーティスト 千葉県木更津市

2020年11月、木更津市で初となる公共空間を活用したストリートパフォーマンスの場が誕生しました。現在、木更津駅前2ヶ所で毎週日曜日に開催しています。ジャンルは、音楽とパフォーマンス(大道芸、他)があります。

<登録条件>
年間登録料:無料
審査:特別な審査はなし(動画等で活動を確認する)
物販:2023年1月より、「きぬ太像前」での物販の許可取得が可能となりました。(駅西口前は不可)
アンプ等:使用できます
特記事項:エレキギターの使用はできません

きさらづエンゼルアーティストでは、登録アーティストを募集しています。次代のあいみょんの登場を心よりお待ちしております。よろしくお願いいたします。

追記:
あいみょんさんのウイキを見ると、ストリートやライブハウスの経験なくデビューしたと書いてありますが、どうもあれは間違いのようですね。インタビュー映像の中でも、ストリートライブのことを語っています。

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