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界隈通信|伝統的建物は最新技術で生まれ変わる 大手住宅メーカーの建物再生事業

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住宅メーカーも注目する建物再生

歴史や伝統は時代を超えて

 住宅メーカーといえば、基本的には新築物件を提供するのが本業である。

 がしかし、昨今では『リフォーム&リノベーション』の流れのなかで、一部のメーカーでは、建物再生事業を本格化させる動きがあるようだ。

「リノベーション」とは、既存の建物に大規模な改修工事を行い、用途や機能を変更して性能を向上させて付加価値を与えることである。一方、「リフォーム」は修復を意味している。欧米では、一般的に改修はリノベーションといわれる。

 この背景には、環境負荷の大きいスクラップ&ビルドから、より環境にやさしく、持続可能であること、とくに環境破壊をせずに維持、継続できるという『サステナブル』という環境と開発への考え方が浸透してきたこともあるはずだ。

 また「歴史や伝統を時代を超えて生かしていこう」、という風潮も影響していると思われる。歴史と伝統をぶちこわして、すべてを新しくするのは、ある意味では歴史を否定することであり、未来の子孫の利益を損なうことに繋がります。

サステナブル(sustainable)
持続可能であること、とくに環境破壊をせずに維持、継続できるという意味。(一種の環境用語)

 以下は、日本の大手住宅メーカーが手がける建物再生の考え方および事例である。リンク先もご参照ください。

ほんものは、時代を超えて受け継がれる

旧家には、長い歴史の中で日本人が造りあげてきた
心地良い暮らしの知恵や工夫がある。

旧家ならではの空間や材料、質感など
そのものの味を十分に生かしながら、
新たな価値を加え、次世代へと継承していく。

お金には変えられない、時間が作り上げた価値がここにはあります。

引用:住友林業「日本の文化」を、木でつくろう

旧家・古民家の再生事例

基本姿勢:古き良きを残し、住み継ぐ家へ。

築年数:150年
構造:在来工法(木造軸組工法)

歴史ある商業施設の再生事例

基本姿勢:歴史や伝統を生かし、機能を向上させて時代に合った価値を創造する。

華久 岐阜県岐阜市


外観|大きく取ったサッシの開口部には格子の引き戸を重ねて景観に馴染むように工夫しています

小宮せんべい 埼玉県草加市


外観|昔の町屋に見られる「虫籠窓」を現在のアルミサッシを利用して再現し、お店のアクセントにしています

参考:住友林業「未来を木でつくろう」より
リンク:住友林業「日本の文化」を、木でつくろう
写真引用:同上

追記:
お断りしておきますが、当該記事はステマではありません。あくまで、当サイトの趣旨に沿っていたため、参考として掲載しました。ご了承ください。

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